「ロジスティクス」とはどんな意味か？

「ロジスティクス」と言う言葉は、ナポレオンが活躍した時代に使用され始めた軍事用語で、「後方支援」や「兵站」という日本語に翻訳されています。

戦争では弾薬や武器、食料などの軍事物資を調達して的確に最前線へ供給することが重要ですが、現代における「ロジスティクス」はここに着想を得ています。つまり「ロジスティクス」とは、「必要な物を、必要な時に、必要な場所へ正確かつ効率的に供給すること」を言うわけですが、これをビジネスに取り入れて、「ビジネス・ロジスティクス」としているのです。

現代における「ロジスティクス」

企業活動は、購買活動、生産活動、販売活動の3つに大別されていますが、これに呼応する形で、物流活動も3つに分かれています。1つ目が、部品や材料を購入するための「調達物流」、2つ目が、生産を行う工場内での「製造物流」、そして3つ目が、完成した製品を販売するための「販売物流」です。これら3つの物流活動を統一することを「ロジスティクス」と呼んでいます。