運輸業は、荷主企業の貨物を輸送することで成立しています。そして、その荷主企業も自社の物流システムをより良いものにするべく、常に改善策を模索しています。では、ここで挙げた「荷主企業の物流システム」とは、一体どういう仕組みのことを言うのでしょうか?
順を追って見ていきましょう。「運輸業」と言うくらいですから、当然「輸送」機能が必要ですが、これだけでは物流システムは成り立ちません。この他に、「情報」「保管」「品揃え」「仕分け」「荷役」「流通加工」といった機能が必要です。
まず1つ目の「情報」ですが、これは顧客から受注した情報を、物流プロセスの流れの中で的確に反映させる機能…つまり、顧客の要望に沿えるように、顧客から得た情報を適切に処理する機能のことを指しています。