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荷主企業の物流システムとは ~保管/輸送~

顧客の注文に即応できるよう、十分な在庫を用意(=「保管」)しておき、そこから、顧客の注文通りの品物を揃えます。こうして荷物が一通り揃ったら、今度は配達地域別に仕分けをし、仕分けした荷物をトラックに積み込みます。ここで、顧客から値札貼りや袋詰め、包装などの要望があれば、荷物の加工(=「流通加工」)が必要となります。ここまでのプロセスを経たうえで、ようやく「輸送」となるわけです。

以上のように、商品を顧客に届けるまでに必要とされる、情報・保管・品揃え・仕分け・荷役・流通加工・輸送、といった機能を包括した概念を「物流」と呼ぶのです。

企業にとって「物流システム」が重要である理由とは

ここまでで説明した通り、「物流」というものは、メーカー、卸売業者、小売業者、その他もろもろ、“商品の販売”に携わる企業にとって、極めて重要な機能です。さらに、商品の性質や販売地域などにより、それぞれの企業にとっての「物流システム」も大きく異なっています。ゆえに、あらゆる荷主企業が自らの物流システムの改善を最大の関心ごととしているのです。